長くパソコンを使っていると、データが破損したり消えたりすることもあります。
そんなときの対処法について、考えてみましょう。
データが破損してしまう原因はハードディスクなど記憶メディアの異常以外にも、以下のようなことが考えられます。
急にアプリケーションソフトが強制終了をしても、ファイルの回復機能が搭載されていれば復元することが可能です。
例えば文書作成に便利なマイクロソフト社のオフィスでは、ファイル回復機能が備わっています。
ツールの中からオプションを選び自動保存を設定しておくと、作業途中でフリーズ・強制終了してしまった場合でも前回の状態へ戻すことができます。 また、システムの復元で以前の復元ポイントに戻すことで、開けなくなったファイルが開けるようになることもあります。
アプリケーションソフトによっては、予備のデータとしてバックアップファイルが自動的に保存されます。
ファイル名の後ろに付いている拡張子が「.bak」や「.old」のものがそうです。 データが消えてしまってもそのバックアップファイルが残っていれば、拡張子を変更することで復元出来る可能性があります。
ただし、単に拡張子を変更するだけで完璧にデータが復元出来るとは限らず、エラーが起きてしまう可能性もあります。 BAKファイルから簡単にデータを復元できるソフトなどもありますが、初心者のうちは手作業で拡張子を変更するのは避けたほうがいいでしょう。
ソフトウェアでもデータを復元するためのものがあり、間違えて消してしまったデータを復旧できる可能性があります。 データ復元用のソフトウェアはフリーソフトもあれば有料もあります。 有料のものを利用する場合は、無料体験版があればそれで試してみるのも良い方法です。
また、データ復旧を専門に行う業者もあります。 自分でどうしようもない場合には専門業者に依頼するしかありませんが、費用は数万円程度は掛かりますので、依頼する前には慎重に検討する必要があります。