データはCD-RやUSBフラッシュメモリなどの記憶媒体にバックアップをするのが大事ですが、保存をすれば安心と言うわけにはいかないようです。
実はこれらの記憶媒体も、寿命というものがあるのです。
パソコンを丸ごとバックアップできるほど大容量のHDDは、実はそれほど寿命が長いものではありません。 5年から10年というのが、一般的な見解です。
USBフラッシュメモリも同じく5年ぐらいと言われていますが、書き込む回数と期間に限りがあります。 上限に達してしまうとデータが蒸発という現象を起こし、消えてしまいます。 その回数は数百回と言われており、頻繁に書き込みしていると5年を待たずにデータが消えてしまいます。
CD-RやDVD-Rは光ディスクと呼ばれるものです。
光ディスクは長持ちしそうな気がしますが、10年と言う意見もあれば100年以上という言う意見もあります。 安価な海外製の粗悪なディスクを選んでしまうと、10年どころか数日持たないこともあります。
ある日突然データが破損してしまったなんてことにならないように、一体どのような事に気を付ければいいのでしょうか?
記憶媒体に保存したデータは、保存状態によってもその寿命が大きく変わります。 光ディスクもHDDも共通して言えることは、直射日光、湿気、ホコリ、磁気に弱いことです。
少しでも記憶媒体の寿命を長くするためには、直射日光などを避け最適な状態で保管するのが大事です。 また、突然消えてしまった時のことを考えて、バックアップは1か所だけではなく数か所に取る、定期的に書き換えることをしておいた方が安心です。